私は、2社のコンサルタントとお会いしました。A社の方は、非常にエネルギッシュな方で、最初は好感が持てました。案件知識も豊富ですぐに多くの案件を提案してくれました。地元では比較的有名な総合病院なども提案してくれました。ただ、私の方がどうも興味が持てないというか、不安が先行してしまいました。
というのは、私には育てなければいけない子供がいて、保育園への送り迎えなどがあります。あまり無理すると前回のクリニックのような失敗を繰り返してしまうかもしれないという不安がありました。
また、今後看護師として、子供の親としてどのようなキャリアを歩んでいったらいいのか迷いもありました。コンサルタントの方は、この他いろいろな案件も提案してくれるのですが、それが逆に私にはプレッシャーになり、若干引き気味になってしまったのです。
一方、数日後にB社のコンサルタントの方にお会いしました。こちらの方は、B社の方とは対照的に当初具体的な案件を提示してくれましたが、むしろそれによって私の気持ちを確認しているという感じで案件のこと以外に、私が看護師になったきっかけや、大学病院を辞めてしまった事情、また前回の失敗や、別れた彼氏のこと、そして現在の子供のことなど、広く聞いてきました。
最初は、あまりにもプライベートなことなので、話ずらかったのですが、その方が女性だったこともあり、いつの間にか自分から話はじめ、2時間も経っていました。ガス抜きされたというか、なにかすっきりした感覚でした。結局、私の希望も定まらないわけで、その日は案件を勧められるどころか、彼女から宿題を出されてしまいました。というのは、次回までに自分の棚卸をしてほしいということでした。
実は、その時に彼女は私が子供が好きだということに着目してくれました。特に意識していた訳でもないのですが、確かに子供は大好きですし、だから子供を産む決意ができたのだと思います。だからと言って、小児科で働くことをあえて意識したこともありませんでした。ただ、若くして子供が生れ、子供に対する意識の変化が生じていたのは事実です。
それを生かして、たとえば小児科病棟やNICUなどの専門看護師を目指してみてはとのヒントをくれたのです。思ってもいない言葉でしたが、いろいろ調べてみることにして、その日の面談は終わりました。