目標設定をした私がまず解決しなければならなかったのは、子供のこと。託児所付きの病院があることは聞いていたが、イメージ的に認可保育園に預けることしか考えていなかった。
そこで高橋(仮名)さんが起こした行動は、私を彼女が懇意にしている病院の託児室に、予約もせずに連れて行ったことでした。そこで、私はびっくりした。今通っている保育園よりよっぽど広いしきれいじゃない。そして、スタッフはみな保育士資格者で、プログラムもしっかりしていた。病児が出れば、病院のナースがみにきてくれるとのこと。病院の託児所なんて狭くて暗いと思っていたのに、これなら預けても安心・・・・。育児との両立という、私の中で大きな比重を占めていた問題がいっきに軽くなった気がした。
案件の絞りこみ条件がクリアになっていく。次に問題はNICUを有する病院が少ないこと。少なくとも、自宅の近くにはない。大阪に戻ったのだから、実家を出ることは考えてなかったが、逆に実家を出て職住接近をすることで、育児との両立がしやすくなるのではと提案してくれた。
確かに、実家から通うのであれば、少なからず幼い子供を連れての通勤が発生するし、満員電車に乗るのも非現実的。しかし、託児所のある病院のそばに居を構えれば、子供を連れていくのも楽だし、何より通勤時間が短ければ体の負担を減らせる。私は、彼女の提案通り引っ越しを前提に案件を探すことにした。
条件的なものが決まれば、リストアップはアッという間。高橋さんは、すぐに案件をリストアップして、病院の募集状況を打診してくれた。
NICUを有する病院は、大阪市内でも限られていて、募集をかけているところはなかった。それでも彼女はひるむことなく先方と交渉するからと、諦める様子もない。そして2から3日経ってから、連絡があった。本当に興味があり、一から学んでみようというのなら検討してもよいというところがあったと。しかも、24時間の院内託児所も完備。どうも彼女が頼みこんで、説き伏せたらしい。そして、ここからが勝負ですからと私を励ましてくれた。
そして面接。彼女のアドバイス通り入念に準備し、結果的に内定をもらうことができた。信じられないことでした。