自宅から歩いて15分、決して近くはない保育園で1歳児の空きが出た。園から連絡があり、すぐにまたハローワークへ。しかし、通えそうなところの募集がなかなかありません。
そんななか、午前診療のみのパート勤務で相談に応じてくれるクリニックがあり面接。社会保険もなく時給も安かったのですが、働かなければとやってみることにしました。大学病院という最先端の医療現場に少なくともいたのだから、大丈夫だろうと思っていたのです。
そこは、人間ドックなども力を入れている都市型のクリニック。クリニックとは言え、一日の外来が250人を超す忙しいクリニックでした。
そこで、私は入職当日からつまづいてしまったのです。看護学生のころ、もちろん実習で行っていた採血でしたが、大学病院に入職してからは一度も実践で行っていませんでした。クリニックでは当たり前の採血ができなかったのです。
クリニックでは人数をこなさなければいけない診察介助も、まったくできなかったのです。
少しずつ慣れてきたものの、技術のない看護師としてレッテルを貼られ、またもともと保育園に子供を預けてからの通勤で、朝はぎりぎりか場合によっては定時を過ぎてしまう勤務状況。子供が熱を出し、パートいえども、急に休むことが続いてしまってからは、すこしずつ居場所がなくなる感じがしていました。
そして、ある日師長から、やはり、午前勤務だけでは難しい旨の宣告をされてしまいました。